幻の大根・三浦大根/2012年はどんな年 2012年1月



神奈川・横浜から食と農と流通を考えるインターネット番組「今月のやさい」2012年1月の放送です。
毎週火曜日の17時~19時に横浜市南区宿町2丁目の大和ビルでNORA野菜市をやっている三好豊さんにインタビューをしました。この日は12月30日、年末の特別市でした。
旬の三浦大根の紹介と、2011年はどんな年だったか、2012年はどんな年になりそうなのかを聞きました。
三浦大根は、青首大根が主流となった今では珍しく「幻の大根」といわれていますが、昔は関東で大根といえば三浦大根でした。台風の害で種が流されたときに、青首大根の種をもらって育てた農家が、太さも均等で、葉の広がり方も縦にのびる青首大根は栽培しやすく、大きさも揃いやすいので出荷にも便利で、見た目も良く客うけも良いため、青首が主流となったようです。しかし、味も日持ちもよい三浦大根は、知る人ぞ知る大根の王様です。NORA野菜市では三浦市の深瀬さんの畑から直送しています。煮もの、ふろふき、スープ、おでん、酢の物、サラダ、大根おろし、いつもの大根と同じようになんでも使えます。蜂蜜漬けシロップは喉にききます。

2011年は震災、原発、台風被害など、たくさんの災害に見舞われた年でした。放射能の問題は根強く、神奈川でも放射能を気にする消費者も多いことから、三好さんは、柑橘類を多く生産している小田原の農家の柏木さんには「今まで続けてきた簡易検査は検出限界が高いので逆効果だ。お金をかけても精密な検査をすべきだ」と提案したそうです。
2012年は検討もつかないけど、と言いながら、異常気象や経済の問題、原発もTPPも国家のためと言うけど、われわれ庶民の生活は心はどこいったんだ、世界中がつながって、子どもが安心して生きられる未来のため、引き続き野菜市を頑張っていく。と話していました。

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関連リンク
スタッフ日記:年越し野菜市と三浦大根
http://yasaidayo.blogspot.com/2011/12/blog-post.html

NORA野菜市について
http://nora-yokohama.org/mura/003/